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着物でテツ旅~掛川城・其の一      [着物でお出かけ]

土曜日は、JR東海道線に乗って掛川城へ行ってきました。

この日の装いは、

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今まで綿紅梅か絹紅梅かはっきり分からなかったこの着物(浴衣かも。でも広衿だから)。無事、絹紅梅であることが判明しました。おめでとう! ありがとうヽ(^o^)丿
名古屋帯を直した半幅帯を、垂れありカルタに結んで。
三分紐にアクセサリーリメイクの帯留。
この帯留はちょっと葛餅ぽくて、お腹がすいているときに見るとおいしいそう。


まず向かったのは線路沿いの公園。
ここには蒸気機関車(C58 49)が静態保存されています。

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 喜ぶ夫(ここのところ鉄ちゃん度上昇中)。


掛川城に行く前に、お城のすぐ下にある「こだわりっぱ」の2階で昼食を取りました。いも汁定食や静岡おでん定食など定食類が豊富で、量もたっぷりでおいしかった。


お城への坂道を登る途中で、「高温注意報」のアナウンスが。
アナウンスされなくても分かる暑さ[どんっ(衝撃)][晴れ][どんっ(衝撃)]

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天守閣は後回しにして、二の丸御殿へ行きました。

二の丸御殿は、「江戸時代後期の建物で、現存する城郭御殿としては、京都二条城など全国でも4ヶ所しかない貴重な建築物です。昭和55年に国指定の重要文化財に指定されています」なんですね。
そういえば、テレビ番組で春風亭昇太がそんなことを言っていたような…。

こじんまりとして、ここで人が生活していたんだとすんなり納得させてくれる、庶民派な御殿です。
色々な展示物があって、ミニチュアの大名行列は長い長い。なかなかお殿様に会えません。

行列で目に付いたのが、

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 茶坊主と茶道具。

お茶を習っていなかったら、そして「へうげもの」(NHKでアニメ放映中)を見ていなかったら、気がつかないところです。よかった、気が付いて[るんるん]


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 満開の鹿の子百合。

二の丸御殿の庭には今年も白蛇が出たそうです。

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 白蛇のジョー(城)君。

金運・幸運を招いてくれるそうです。
白いというだけで普通の蛇より可愛く見えるのは、白い体に赤い目がウサギさんを連想させるからでしょうか?

長くなったので、続きは次回。



タグ:旅行

麻の着物に絽の帯で      [着物でお茶のお稽古]

暑くなりました。
蝉が、ワシワシジージー鳴いています。

いよいよ夏本番。
おのおのがたご覚悟めされよ!てな感じでしょうか。

では、しっかり覚悟して、お茶のお稽古に着物で参ります。

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前回のお稽古に着た麻絹の着物に、萩の柄の絽の帯で。
帯揚げは紗のハギレ、帯締めは生成り。

この帯は絽とはいうものの柄も大きく、絽目と絽目の間も広くてカジュアルな感じがします。
麻の着物には麻の帯と言われているようですが、コーディネートがしっくりくれば私は気にしません。


今回は、「釣瓶水指を使った薄茶点前」のお稽古でした。

お花は、

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  奥から、水引き・戻り下野・瑠璃柳。

主菓子は、

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  向かって左から「鼈甲羹」と「夜空」。

お干菓子は、

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  向かって左から「川通り餅」と「胡麻板」。


途中、「初心者のための茶道教室」の時のもうお一方の先生が顔を出してくださいました。

今回は、お稽古仲間さんも全員が揃い、賑やかな華やいだお稽古になりました。
ありがとうございました。



着物でバス旅~龍潭寺      [着物でお出かけ]

浜松駅行きのバスに乗って、神宮寺バス停で下車。
以前から行きたかった龍潭寺へ参ります。

バス停から徒歩7~8分、大きな駐車場の奥に龍潭寺への小路が。

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ここから既にきれい。

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階段を登ると、京都のお寺さんのような風景が。

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受付で拝観料(400円)を払って、気持ちの良い堂内へ。

鴬張りの廊下を慎重に歩いて、お堂の前のお庭を拝見しました。

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受付で尋ねたら、お庭は撮影してよいとのことでしたので、パチリ。

有名な小堀遠州の庭園は、龍潭寺のホームページにたくさん写真がありますので、そちらをどうぞ。

龍潭寺は掃除が行き届き、清らかな気が流れていました。

私たち中年夫婦も、ちょっと清らかになったような気がします。

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 一日、坂道と階段を上り下りしてちょっと疲れている私。

さ、またバスに乗って帰りましょう。

今回一番のお疲れ様は、私の下駄でした。ありがとう。



タグ:旅行

着物でバス旅~パワースポット方広寺      [着物でお出かけ]

先週の土曜日は薄曇りで気温も上がらず、夏のお出かけにはぴったりの気候となりました。

ではでは、バス旅とまいりましょう。

目的は「方広寺」と「龍潭寺」。
どちらも引佐町(いなさまち)にあります。

一日曇りの予報でしたが、山の天気は変わり易い。
濡れても平気なポリの縮みにしました。

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ジュート半幅を垂れありカルタに結んで。

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帯留は箸置きのリメイクです。

浜松駅のバスターミナルからバスに乗って50分程で終点「奥山」に着きます。
バス停から方広寺までは5分程でしょうか。

黒門を越えて受付で拝観料(300円)を払うと、拝観コースの地図がもらえます。

哲学の道の方を選んでテクテク行くと、
こちらがパワースポットでございます。

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 どういうものかは、自分の眼で確かめてくださいね(←イジワル)。

パワースポットよりも「五百羅漢」が楽しいんです。

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 自然の薄がお供えされているかのように。

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 山百合に囲まれて。

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 こちらの羅漢さんたちは二人、三人と楽しげに語り合ってらっしゃいます。

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 奥までずらーっと羅漢さんたち。

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 所を得たり。

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 かしいでいても心は穏やか。

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 少し倒れてても気にしない。

境内のあちらこちらに羅漢さんたち。
ここの羅漢さんたちは、多くが穏やかで楽しげな表情をされています。
見ている私も、口元の力が抜けて、気持ちがまあるくなって行きます。


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赤い橋の下に見える坂を登って来ました。
今日は二枚歯の下駄を履いています。
上り坂では、胡麻竹台の上を足袋が滑って、往生いたしました。

方広寺さんには見所がいろいろありましたが、
私の心を惹きつけたのは、江戸時代の羅漢さんたちでした。



タグ:旅行

七月のお茶会に紗の着物で      [着物でお出かけ]

七月の月釜(毎月決まった日程で開催されるお茶会)で、松韻亭に行って参りました。
今回は、私の先生がお点前をされます。
何だか、自分のことのようにドキドキいたします。

この日の装いは、

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紗の着物に絽の帯。
帯揚げは駒絽のハギレ(元は長襦袢)、帯締めは白。

お太鼓、

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午後から雨の予報だったので、履物は利休下駄にしました。

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下駄ですが、色が黒なのと歯が細いので、ちょっとおすまし感があります。


私は一人で参りましたが、いろんな方々とお話させていただきました。

特に、立礼席でご一緒した女性お二人組とは、着物のお話ができました。

ものすごく嬉しい[揺れるハート]

嬉しさのあまり、自分のことばかり喋りすぎたのではないかと、
帰ってからちょっと落ち込みました[バッド(下向き矢印)]

八月の月釜にも参加して、次こそは、お茶碗をちゃんと回して(正面を避けて)お茶を頂きたいと思います[手(グー)]




麻づくしでお稽古へ      [着物でお茶のお稽古]

7月に入り、いよいよ大っぴらに麻物を纏えます。

この日のお稽古には、麻絹の着物、麻の帯、麻の長襦袢と麻づくしで参りました。

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博多「いちろく」のオークション着物に、これまた「いちろく」の168円帯。
帯揚げは前回も使った、漂泊した絽の帯揚げ。
帯揚げが甘い色合いなので、帯締めはパキッと黒で。


今回のお稽古は、「釣瓶水指と洗い茶巾の薄茶点前」と「総飾りからの薄茶手前」でした。

お軸は、

IMG_4779.JPG「風外聴竹」

お花は、

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 奥から、ギボウシ(擬宝珠)、八重の額紫陽花「墨田の花火」。

主菓子は、

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 手前「夕顔」、奥「おまん」。

「おまん」はお稽古仲間さんの京都土産で、生八つ橋のお団子版です。もっちりとした肉桂風味の皮に餡子が入って、生八つ橋が苦手な人にもいいかも。

お干菓子は、

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 手前「山柿」、奥「子鳩豆楽」。

「山柿」は広島土産で、干し柿そのままの味わいです。料理にも使えそうですね。
「子鳩豆楽」は鳩の形の落雁で、鎌倉土産。昔は鳩サブレーしかなかったのにね。形も可愛く、味も懐かしい鄙びた甘さでした。また食べたい。


さて、縞葦をムシャムシャ食べてしまう梅吉は、生野菜サラダ(この場合はただのイネ科の雑草のこと)が大好きです。大好きなあまり、サラダがないと私が育てている水耕栽培のシルクジャスミンをガシガシして私を脅迫します。

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「だめでしょっ!」と叱ると、聞こえないふりをします。

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そこで私は毎日のように、イネ科の雑草を求めて近所をうろついています。そのうちには、職務質問されるかもしれません。
「猫が食べる草を探しているのです。」と言って、信じてもらえるかどうか。
人はこれを、「献身」と言うのでしょうか。



タグ:梅吉

浴衣リメイクのおうちワンピース      [針仕事]

先日、着物の整理をしていて掘り出した浴衣。
大きなシミをつけてしまっていたのと、年齢的に無理になったのとで、家で着るワンピースにリメイクしました。

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 おうちワンピには欠かせないポケットも付けて。

生地の巾が狭いので見頃は中心で2枚を接いでいます。
スカート部分は4枚を接いでいます。

型紙は、



の中の「ステップフォードワイフのワンピース」です。これは表紙になっている「幸福」のワンピースの袖ありバージョン。

元の型紙では、ローウェストで切り替え、スカート部分はギャザーになっています。
その形では1枚作ったので、少しアレンジしてみました。

胸の下で切り替えて、スカート部分はタックを取りました(ギャザーを取るのに飽きたから)。
袖も気持ち長めにしてタックを取り、ちょっとフンワリさせました。


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最終的にネグリジェみたいになってしまいましたが、涼しくてとても快適です。

NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で、ここのところ梅ちゃん(堀北真希)が着ている寝巻の浴衣。私の浴衣と柄がよく似ています。
梅ちゃんのは白地に黒だけですが、

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私のには柄の中心に、黒っぽい赤のシベと思われるものがあります。
梅ちゃんより派手だなんて…。
ま、その方が元気が出るし、いっか[ダッシュ(走り出すさま)]

もし、40代だったら「ドライビングMissデイジー」ジェシカ・タンディのワンピースで作ってお出かけ着にしたかったな。

この本には他に、「ベニスに死す」ビョルン・アンデルセンのジャケットや、「花様年華」マギー・チャンのチャイニーズドレスなどが、作り易いようにアレンジして掲載されています。文章も楽しい。


映画と言えば、さんざん迷ってついに「愛と誠」を見てきました。見て良かったな。
1950年代生まれには必見です。
ちょっとコメディになっていますが、実写なのに劇画の雰囲気をたっぷりと味わえます。
オマケに昭和歌謡満載[exclamation]
武井咲がはまり役で、誠の子ども時代を演じる加藤清史郎がスゴイかった。




木綿着物、縫ってはみたけれど…      [針仕事]

昨年の5月に、仕立てますよと言っていた格子の反物。
あの後、順調に仕立てました。

このように、

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 モノトーンでコーディネートしてみたら、白黒写真みたいになった。

反物の長さが足りなかったので、下衿の先と下衽の一部に他の布を足しました。

でも、着ていない。

何か似合わない。

派手なのか?

そうなんです。派手なんです。
白地に黒の格子が派手だなんて、自分でもビックリです。
格子の大きさなのでしょうかねぇ?

せっかく縫ったのにがっかりですが、解いて他のものにしましょう[たらーっ(汗)]

このショックで、昨年は遠州綿紬は仕立てませんでした。
今年は、仕立てて着ることができるかな?

取り合えず水通しと地直しは終わらせて待機中。
3丈7尺3寸あった長さは、3丈5尺3寸に縮みました。



台風一過の暑い日にお稽古      [着物でお茶のお稽古]

週間の天気予報ではずっと傘マークだったこの日ですが、前日の台風が雨雲を吹き飛ばしたのか、時々小雨がぱらつく程度の天気になりました。

準備していたポリの縮みをやめて、これまた頂き物のちょっと透け感のある単衣でお稽古に参りました。

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帯はおなじみ博多「いちろく」の168円帯。帯揚げは朱鷺色、帯締めは白。
蒸し暑いので、長襦袢は麻で。


今回のお稽古は、「入子点(いれこだて)」と、入子点が終わった総飾りから始めるお点前でした。

お花は、

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奥から、半夏生(ハンゲショウ)、下野(シモツケ)、弟切草(オトギリソウ)。

主菓子2種、

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 「夏菊」。

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 「水無月」。

水無月は白の外郎生地に小豆がのっています。6月30日に食べるお菓子だそうで、「夏越祓(なごしのはらえ)」という行事に関係があるそうです。

外郎があまり好きではない私ですが、水無月はおいしく頂きました。
お茶のお稽古をしていなかったら、一生食べることがなかったかもしれません。
食べられてよかった[揺れるハート]


さて、この日の帯揚げですが、私にしては珍しいピンク系です。
絽の帯揚げは誤ってすべて処分してしまい、昨夏はハギレで乗り切りました。

今夏は何とかしたいと、あちこち探しましたが気に入るものがありません。

前回福岡に帰省した時に姉からもらった帯揚げを使うことにしましたが、色がちょっとねぇ…。可愛いピンクなので、赤面してしまいますわ。

そこで、えいやっ!と漂泊してみることにしました。
キッチンハイターを薄めにして、時々様子を見ながら一晩。

赤味が抜けて、肌色に近いようなピンクになりました。

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 (桔梗が織り出されている)

よし、絽の帯揚げ一枚ゲット[グッド(上向き矢印)]


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帯の中からお宝が…      [針仕事]

お宝と言っても、大判小判や宝石ではありません。

これ、

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帯芯

今まで、結構な数の帯を解いてきましたが、こんな帯芯は初めて。
ホームスパンっぽくて素敵です。

拡大すると、

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半幅帯に仕立てると、ウールの着物によく合いそうです。
秋になったら仕立てましょう。


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 道端の花は、ヒメジョオンとイヌタデ。




単衣に半幅帯とトンボ玉~その3      [着物でお出かけ]

6月2日土曜日、ソラモでは遠州織物夏フェアが行われました。
当然行きましたが、既に終わっていました。
どうやら4時までだったようです。
終わるの早すぎねぇ!?
(文句垂れる前に、きちんと時間も調べて行きましょうね。)

この日も、がさがさ単衣に半幅帯とトンボ玉。

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半幅帯は紬の八寸を半幅帯に直したもの。
トンボ玉は古布の紐に通して。

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トンボ玉も夏度アップです。


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 夫に抱っこされ、逃げようとしたものの押さえ込まれて、虚ろな表情の梅吉。

男性は、動物をかまい過ぎて嫌われる率が高い。



タグ:梅吉

がさがさ単衣でお稽古      [着物でお茶のお稽古]

6月のお稽古は「入子点(いれこだて)」です。

運び入れるものも少なく、拝見もなくてラッキー(拝見が苦手)と思っていたら…。

お仕舞いの方で絞り茶巾(更に苦手)があるではありませんか!
う~ん、こういう罠(?)が仕掛けられていたとは[あせあせ(飛び散る汗)]

ここのところこれしか着ていないガサガサ単衣。

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帯揚げは絽のハギレ、帯締めは茶の暈し。
帯は「いちろく」で10年ほど前に買った夏帯です。
控えめな色柄の帯なのでお稽古にぴったりでしょう。


お軸は、

IMG_4685.jpg青山緑水(せいざんりょくすい)

お花は、

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奥から、百合水仙、ガク紫陽花、源平下野。

源平下野の源平は、源氏の白旗と平家の赤旗からきたもので、花に白色と赤色が混在していることだそうです。

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主菓子は「梅の露」。

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手前は「中田島」、奥は伊豆「黒柳」さんの温泉饅頭。

「中田島」は羽二重餅に黒胡麻がほんの数粒入っただけのお菓子ですが、黒胡麻の風味がものすご~く引き立っていました。

今回も、おいしい楽しいお稽古でした。
ありがとうございました。



半幅帯にトンボ玉~その2      [着物でお出かけ]

先日着たがさがさ単衣で、ちょっとそこまでお出かけしました。

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紬の八寸帯を半幅に直した帯にトンボ玉。
この単衣はちょっと透けるので、その分風が通って涼しかった。

今回のトンボ玉は緑。古布で作られた紐に通しています。

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 今年も可愛く咲きました。



汗だくでお稽古      [着物でお茶のお稽古]

23日水曜日。浜松の最高気温は27度。

風炉の前に座ると暑い!
汗だくでお稽古をいたしました。

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リサイクルの単衣の紬に、若かりし頃の紬の帯。
帯揚げは納戸色、帯締めは白。
暑いことは分かっていたので、綿混の長襦袢にしましたが、暑かった。
絽の長襦袢にすればよかった。

この日のお稽古は、「茶箱の卯の花点前」と「更好棚を使った薄茶点前」です。

降り出しのお菓子はラムネ(回りが固くコーティングされていて一見それと分からない)。

主菓子は2種。

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  「青楓」
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  「むかごろう」餡の中にむかご(山芋の実)が入っています。
         食感は茹でたピーナッツに似てるかな。

お花は、

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  岩藤に縞葦。

先生によると、岩藤は開きすぎとのことですが、花には花の都合がありますから、こればかりはしかたありませんね。

お花は帰りに頂きました。

岩藤がちょっと元気がなくなっていたので、新聞紙で巻いて、新聞紙ごと大きめのグラスで養生してこの通り。

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縞葦はというと、

IMG_4647.jpg丸坊主!

犯人はお前だ[パンチ]

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  スイカのネットを付けられて情けない顔になっている我が家の愛猫「梅吉」

猫はイネ科の草をよく食べます。
梅吉は縞葦が気に入ったようで、見る間にむしゃむしゃ食べちゃいました。



タグ:梅吉

単衣の着物に半幅帯とトンボ玉      [着物でお出かけ]

先週、私は56歳になりました。
50歳を過ぎてから、月日がビュンビュン流れます。

こんなことでは、ボーっとしてたら、あっという間にお婆さんよ(玉手箱開けるまでもなく)。

昨年はランチに行きましたが、今年は夜飲みです。

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頂き物のがさがさ単衣。透け感はほんのちょっぴり。素材は不明です。
木綿の半幅を貝の口の変形に結び、トンボ玉を飾り紐に通して結びました。

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このトンボ玉、寝かすこと7~8年。やっと日の目を見ました。


この日、私は「がやがや」(浜松で博多料理を楽しめる大衆居酒屋)を希望。
ところが、電話をすると予約で満員とのこと、残念[バッド(下向き矢印)]

先日は「土間土間」に行こうとして、やはり予約で満員で入れませんでした。
行きたかったな、同じ単語が重なる名前の居酒屋。
残るは「笑笑」ですが…。きっと、予約でいっぱいよね。

そのうちには、「がやがや」か「土間土間」か「笑笑」に行ってやるぜ[ダッシュ(走り出すさま)]

行きつけのお店に流れそうになりましたが、ふと駅前に「天狗」があったことを思い出して行ってみました。
入れたぁ[グッド(上向き矢印)]

若いころ東京でOL(同僚男子には、「おまえはOLじゃない、サラリーマンだ」と言われていた)をしていた頃よく行きました。
名物はピッチャー入りのビールとサッポロポレールワイン。

安くて、お客さんの年齢層が若めなので、同僚とワイワイ行くのによかった。
おじさんたちは「養老の瀧」か「村さ来」だったかな。
「つぼ八」ができたのはだいぶ後だったと思います。

あ~、玉手箱開いた訳でもないのに、当時の思い出がモクモクと。

懐かしいな、若い頃。



裂き編みのミニマフラー      [針仕事]

暑かったり、肌寒かったり、天候が不順です。

考えてみれば、昨年あれだけの大地震があったのですから、当然なのかもしれません。

首回りにちょっと何か巻きたい日に、手元にあった薄手の木綿を裂いて編んだミニマフラー。

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  写真を撮っていたら、猫がチェックしに来た(邪魔しにとも言う)。

巾は8cmほど、長さは60cmほどです。
百均で売っている、一番太いプラスチックの編み棒でガーター編み。

布を裂くところから完成まで、1日かかりませんでした。

裂いた布に撚りをかければ割と平たく、撚りをかけなければざっくりと仕上がります。
これには撚りをかけていません。そうすると、各裂き止まりの角が立つので、角は丸く切り落としています(切り落とさなくても、面白い表情が出ると思いますが)。

夏には、絽や紗の着物を細く裂いて撚りをかけ、さらに太い編み棒で編むと、涼しげなのができるでしょうね。




タグ:梅吉

五月雨の日にお稽古      [着物でお茶のお稽古]

浜松祭りの三日間、浜松の街は熱気で沸き立ちました。
三日間連続の晴天は、浜松の人たちの「やらまいか!」という熱い思いが天をも動かした感じでございます。
熱くて暑い三日間でした。
ふぅ~(見ていただけなのに熱気当たりして疲れた)


そして、5月最初のお稽古の日は雨。
今回は、「茶箱の卯の花点前」と「薄茶の運び点前」のお稽古です。

お軸は、

IMG_4601.jpg「山花開似錦」(山花開いて錦に似たり)

お花は、

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奥から、紫の花が美しい「紫蘭(シラン)」、白の花が爽やかな「リョウブ」、そして「花筏」。

何故、花筏という名前なのか?アップで見ると、

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花の乗った葉を、筏に見立てているのでした。

お菓子は、

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  主菓子は「紫陽花」

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  お干菓子は「芋納豆」と「和三盆の吹き寄せ」

初めて食べた芋納豆は、ヘナヘナに柔らかいと思っていたら予想を裏切る歯ごたえで、一瞬びっくり。でも一口目で慣れておいしく頂きました。

着物は単衣の紬を準備していましたが、肌寒くてウールの着物にしました。
亀甲ウールに踊る人形帯を結んで。

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帯揚げは水色、帯締めは生成りに橙色の水玉。
踊る人形帯は、なんと二重太鼓に結びます。そのことをすっかり忘れていたので、帯結びにちょっと手間取りました。
二部式雨ゴートの下だけを巻き、足元は胡麻竹の二枚歯の下駄(二枚歯の下駄でスイスイ歩く)に爪皮を掛けて、息子の大きな傘をさして出かけました。
下駄に掛かるように雨ゴート下を巻いたので、足袋もぬれませんでした。ホッ。

今回も和やかな、楽しいお稽古でした。ありがとうございました。



着物に帽子とサングラスで      [着物でお出かけ]

ゴールデンウィーク前半の土曜日と日曜日、浜松城公園で「家康楽市~春の陣」が行われました。
浜松のグルメや特産品が一堂に会しての市です。
夫と二人、日曜日に出かけました。

目玉のイベントは「城落とし」。
戦うのは、浜松出世城城主・徳川家康 vs 風林火山・武田信玄。
それぞれキャラクターは、出世大名家康くんと武田ひし丸くんです。

ツーショット。

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どちらも可愛いですね。

実は私は着ぐるみキャラ好きです。
若いころは横目で通りすぎておりましたが、息子が生まれてからは、躊躇無く近づき握手して、さらに写真まで撮るようになりました。
息子は二十歳になりましたが、私の対着ぐるみキャラ行動は変わることなく続いております。

その結果、

ひし丸くんとツーショット!

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家康君とツーショット!

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あ~、楽しい、楽しい[るんるん]

あらっ!人混みにもまれて帯締めが解けているじゃない[バッド(下向き矢印)]

家を出る時には、こんなだったのに。

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会場で魚の帯留めを無くしました。
お気に入りだったのになぁ。
あんな変なの(褒め言葉)もう手に入らないわよね…。





「陶々美」さんでお買いもの      [買いもの帖]

先日、平野美術館の帰りに陶々美さんに行きました。
お目当ては夏の帯締めです。

三分紐の数はけっこうありますが、お茶のお稽古に帯留はできません。
帯締めは引越しの準備中に間違って処分したこともあり、数が少ない。

呉服屋さんには程良い(シンプルで色が中間色)帯締めがないので、陶々美さんとなったのです。

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帯締めだけでなく、麻の帯も購入。
帯締め300円、帯2,000円でした。ラッキー[グッド(上向き矢印)]


この春の心残りは、2月にやはり陶々美さんで買った羽織紐(でいいのだろうか?)が使えなかったこと。
うかうかしている内に、はや羽織の季節は過ぎ去りました[たらーっ(汗)]

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珊瑚の羽織紐。
真ん中の球には抽象化された薔薇が彫ってあります。

よしっ、この秋こそは[exclamation]


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緑の着物に牡丹の帯で      [着物でお出かけ]

土曜日は平野美術館に行ってきました。
4月30日まで、「花鳥風月-桜花を中心に-」展が開催されています。

着て行ったのは友だちからの頂き物。友だちのお祖母様のお召です。

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帯揚げは納戸色、帯締めは生成り。
着物の柄は、江戸小紋の通しを大きくした感じです。
地の深緑に銀が混ざって、ちょっと緑青のようにも見えます。

今回の展示会のお気に入りは…。

関根伸夫「月影」:
 金箔版と銀箔版の2作品が隣同士で展示されています。画面から月が切りだされると、金箔の方が新月に見え、銀箔が満月に見えました。

杉浦非水「非水百花譜」より11図:
 どの花も美しくデザインされていながらも、「あぁ、この花はこうだった。」と記憶の中の花をまざまざと思い出させてくれます。「山百合」は、手を伸ばせば花粉が指に付きそうです。

野島青磁「白椿」:
ダリヤに引き続き、帯で欲しい。

次回の平野美術館の展示は、
「輸出茶ラベル“蘭字”RANJI-開国日本のグラフィックデザイン-」5月14日より
です。

ポップな感じかな。楽しみです。




タグ:美術館

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