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夏のきもの旅・番外編~夏の背中事情      [着付けなど]

今回の旅行では帯は二本締めました。
1日目の麻の帯と2日目の博多献上です。
帯結びの時間を短縮するために、二本とも旅行の前に付け帯にしました。

私の付け帯は、垂れと手先を切り離して端の始末をし、垂れ部分のみ垂れ先の反対側を三角に畳んで縫いとめるものです。紐は付けません(面倒だから[あせあせ(飛び散る汗)])。

さて、2日目の博多献上は「真っ白じゃないけど、白いよねッ」(はるな愛風に)という色です。
初めて夏に締めた時(着物は単衣の絣)、帯に着物の色がうつってしまいました。私は汗っかきではありませんが、暑いと胸の谷間(浅くて広いですが)と背中とふくらはぎに汗をかきます。胸の汗は、和装ブラの胸下に三角に畳んだ布を入れます。これは、胸元から帯揚げまでの間をなだらかに見せる効果もあります。

そして背中の汗対策として、背中に刺し子の布巾を入れました。

こちら、

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  (1日目は黒っぽい手ぬぐいを使いました。)

布巾(手ぬぐいでもハンカチでも)を縦長に畳んで、端からグルグルと半分くらい巻きます。

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これを背中の真ん中あたりに突っ込みます。グルグル巻いてる方は上に出しておきます。もう一度上から少し押し込んで安定させます。


IMG_3511.jpg
  分かりやすいように垂れ先を衣紋にクリップで留めています。

グルグルの上に、帯枕を入れた垂れを乗せます。帯止金具やウテナの代用品ですね。


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お太鼓を作って、手先を通せば出来上がり。

計ったことはありませんが、ちゃちゃっと結べます。

博多献上は全通なのでそのまま巻けばよいのですが、お太鼓柄はどうするのと思われるでしょう?

こうします、

IMG_3515.jpg

柄が丁度良いところに来るように折って、縫いとめます(今回は安全ピンで留めています)。
表と裏で柄が違う時には、その都度柄出しして縫いとめます。
これだと胴に巻くのは1回だけど前帯はちゃんと二重になります。

さて、一日が終わって背中に入れた布巾はと言うと、

IMG_3510.jpg

うっすらとシミが見えるでしょうか?
帯には色移りはありませんでした。
めでたし、めでたし[揺れるハート]




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