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お太鼓修行      [着付けなど]

着物を着始めて越えなければならないハードルはいくつかありますが、
ひときわ高いのがお太鼓結びでしょう。

1.他の人に巻いてみよう

お太鼓結びの練習で一番のお勧めは、「他の人に巻いて見る」です。

ボディがあれば言うことありません(文句言わないから)。

無いなら、家族や、友人に「ちょっと、胴を貸してくれない?」とお願いしてみましょう。

子どもの細い胴や、ナイスバディのくびれた胴は補正して寸胴にしておきます。

人に巻くとお太鼓の構造が良く分かります。

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2.まずは小さめに作ろう

お太鼓を結び終わった後に直したい時、難しいのは、
 ○大きなお太鼓を小さくする
 ○長すぎる垂れを短くする
です。

逆は簡単なので、まずはちょっと小さめに結んでおきましょう。

短い垂れは、垂れを持って下にやさしく引っ張れば長くできます。

小さなお太鼓は、お太鼓の下線の両脇を指で挟んで、折りこまれている部分をお太鼓の方へ引っ張りだして大きくします。
その後手先をお太鼓の下線にピッタリと沿うように、引っ張って下げます。帯締めの調整も必要になるかもしれません。お太鼓がほどけるかもしれないので、重要です。

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3.お太鼓の素材も大事

慣れないうちは、帯の素材も結びやすいものを選ぶといいですね。

適度に張りがあって、固すぎず重すぎないもの。

例をあげると、紬の八寸帯は結びやすいと思います。

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最後に、
大好きな一本を見つけよう

「絶対にこの帯を締めてお出かけするのよっ[exclamation×2]」という一本を持てば、帯結びの練習にも熱が入ること間違いなしです。


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お太鼓の下線を決める      [着付けなど]

テレビで着物の番組を見たり、着付けの本を読んだり、ネットで検索してみたり。
帯の結び方にも様々なやり方があります。

どれがいいということは無く、自分のやりやすい方法が一番です。

さて、お太鼓の下線を決める時、私は仮紐を使う派です。

そしてその仮紐は、使わなくなった帯締め。
張りがあるのでやり易いです。

ここ何年かはお太鼓小さめ垂れちょっと長めがお気に入り(ただし、普段着からおしゃれ着まで)。
あと、この形はチビならではです。

たまに、この本を読み返してます。




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掛け衿の長さ問題      [着付けなど]

先日の旅行の折り、着て行く着物の候補には、紺地に白格子の麻着物も入っていました。
しかし、実際に着て行った2枚と比べると、ちょっと見劣りがする。

何故?

生地も着こまれた感がありますが、それだけではない。

ん~、じっと手を、いや着物を見る。

あ、掛け衿が短い[ダッシュ(走り出すさま)]

IMG_1321-1.jpg
 (普段着の麻着物で着用した時)

計ったら9寸3分(二つ折りにして山からの長さ)でした。
お馴染み私のバーチャルなお師匠様である村林益子先生によると、

「普通の反物でしたら、共衿(掛け衿のこと)丈は47.5cm(1尺2寸5分)取ることができます。布が充分あるものは裁ち切りは55cmにして上がりを53cm(1尺4寸)どまりにし、共衿の先が帯の中に隠れて胸元がすっきりみえるように心掛けております。」

ということのなので、なんと3寸近く短いことになります。

着た時に気付かなかったのか?
はい、気がつきませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]

では、掛け衿を長くいたしましょう。ついでに合褄幅も狭いので広げましょう。

下の衿先を切って、元の掛け衿にはぎ合わせました。

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画面の中ほどに薄い横線が1本入っています。その下の白の線の1本目が接いだ部分です。
自分で見て、どこで接いでいるか分かりませんでした(図々しい言い草ですが)。
素材と柄のおかげですね。
掛け衿の長さは、1尺1寸7分(何故か中途半端)になりました。
村林先生の教えに従い、地衿と掛け衿の縞を通しています。

切り取った衿先には別の麻布を足しました。

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暗い色の麻があればよかったけど、ま、襦袢は白だから目立つということはないでしょう。

さ、長くなった掛け衿は、着物の雰囲気をどのように変えるのか?
今週末か来週には着る予定です。
楽しみ[揺れるハート]



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夏のきもの旅・番外編~夏の背中事情      [着付けなど]

今回の旅行では帯は二本締めました。
1日目の麻の帯と2日目の博多献上です。
帯結びの時間を短縮するために、二本とも旅行の前に付け帯にしました。

私の付け帯は、垂れと手先を切り離して端の始末をし、垂れ部分のみ垂れ先の反対側を三角に畳んで縫いとめるものです。紐は付けません(面倒だから[あせあせ(飛び散る汗)])。

さて、2日目の博多献上は「真っ白じゃないけど、白いよねッ」(はるな愛風に)という色です。
初めて夏に締めた時(着物は単衣の絣)、帯に着物の色がうつってしまいました。私は汗っかきではありませんが、暑いと胸の谷間(浅くて広いですが)と背中とふくらはぎに汗をかきます。胸の汗は、和装ブラの胸下に三角に畳んだ布を入れます。これは、胸元から帯揚げまでの間をなだらかに見せる効果もあります。

そして背中の汗対策として、背中に刺し子の布巾を入れました。

こちら、

IMG_3509.jpg
  (1日目は黒っぽい手ぬぐいを使いました。)

布巾(手ぬぐいでもハンカチでも)を縦長に畳んで、端からグルグルと半分くらい巻きます。

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これを背中の真ん中あたりに突っ込みます。グルグル巻いてる方は上に出しておきます。もう一度上から少し押し込んで安定させます。


IMG_3511.jpg
  分かりやすいように垂れ先を衣紋にクリップで留めています。

グルグルの上に、帯枕を入れた垂れを乗せます。帯止金具やウテナの代用品ですね。


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お太鼓を作って、手先を通せば出来上がり。

計ったことはありませんが、ちゃちゃっと結べます。

博多献上は全通なのでそのまま巻けばよいのですが、お太鼓柄はどうするのと思われるでしょう?

こうします、

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柄が丁度良いところに来るように折って、縫いとめます(今回は安全ピンで留めています)。
表と裏で柄が違う時には、その都度柄出しして縫いとめます。
これだと胴に巻くのは1回だけど前帯はちゃんと二重になります。

さて、一日が終わって背中に入れた布巾はと言うと、

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うっすらとシミが見えるでしょうか?
帯には色移りはありませんでした。
めでたし、めでたし[揺れるハート]




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元禄袖はおばさんでもオッケィでしょうか?     [着付けなど]

着物友だちから質問されました。

○元禄袖は若い子のもの?

○椿の帯はいつ締める?
IMG_0439s.jpg(帯に織り出された抽象化された椿)

元禄袖については、村林益子先生のご本から回答です。

「その名のように元禄時代にできた袖で、戦前は普段着として1尺2寸~1尺2寸5分(44.5~47cm)丈で、丸みの大小は好みとか年齢で選びました。戦後はたもと袖(丸みが5分ほどの一般的な袖:momochiyo注)と元禄袖と二通りもたず、最高級の品にもおしゃれ心で丸みをつけることが普及しました。4寸~4寸5分(15~17cm)の丸みのものを大元禄といって、若い方の長めの袖につけることがあります。優雅で可愛らしいものですが、むやみに大きくしてかえって品を落としている場合もあります。」(『図説きものの仕立方』より)最後の方は苦言ですね。

これを読むと、大元禄でなければあまり気にしなくてもよいように思われます。

着物友だちが、お友だち(60代はじめの方)のお母様のお下がりで頂いた着物がほとんど元禄袖だったことからの質問ですが、お母様の年代から見て、まさに時代の流行に乗ったお着物ですね。
礼装的な着物でなければ、私だったら気にせずに着ますよ[るんるん]

椿については、11月~3月までと何かで読んで(何だったか覚えていない)、それ以来忠実に守っています。
が、最近自分の記憶力に自信がないので、ちょっと調べなおします。
しばらくお待ちください。

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お嬢さま、帯がほどけますぅ!      [着付けなど]

ケンタッキーフライドチキンのコマーシャルです。

昨日、初めて長いバージョンを見ました。

短いバージョンは、晴着でチキンを食べて、最後に指をなめるというハラハラの展開です。
洗える着物でしかできませんね。

長いバージョンは、いざ食べるぞ!と、お嬢さま方が帯締めを威勢よく解いています。
帯締めをといても、崩れない帯結びなのかな?
あ、作り帯か?!

チキンやハンバーガーは、木綿やウールやポリの普段着物がよろしいかと思います。

キリンビールのCMの松たかこさんは普段着ですが絹物です。着なれてらっしゃるでしょうね。肩の力が抜けていて、こちらの気持ちもゆったりします。

私はチビの割には、けっこう肩幅があって、着物を着始めた頃は肩が張っていました。
着ているうちに肩が落ちてきて、今は肩が目立たなくなりました。

以前読んだ本(題名、忘れました)に、「着物は袖付けの位置が肩にはないので、肩を意識しなくなり、結果、肩のチカラが抜けて腕の可動領域が広がる」というふうなことが書いてありました。
私は、お風呂掃除をしていてそれを実感しました。腕が伸びた訳でもないのに、洗える範囲が広がったんですよ。

今回は、おばさんの主張(の割にはダラダラですが)でした。

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今年は忘れずにこのウールを着ましょう。

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娘時代に着ていたウールはもう無理。

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