SSブログ

掛け衿の長さ問題      [着付けなど]

先日の旅行の折り、着て行く着物の候補には、紺地に白格子の麻着物も入っていました。
しかし、実際に着て行った2枚と比べると、ちょっと見劣りがする。

何故?

生地も着こまれた感がありますが、それだけではない。

ん~、じっと手を、いや着物を見る。

あ、掛け衿が短い[ダッシュ(走り出すさま)]

IMG_1321-1.jpg
 (普段着の麻着物で着用した時)

計ったら9寸3分(二つ折りにして山からの長さ)でした。
お馴染み私のバーチャルなお師匠様である村林益子先生によると、

「普通の反物でしたら、共衿(掛け衿のこと)丈は47.5cm(1尺2寸5分)取ることができます。布が充分あるものは裁ち切りは55cmにして上がりを53cm(1尺4寸)どまりにし、共衿の先が帯の中に隠れて胸元がすっきりみえるように心掛けております。」

ということのなので、なんと3寸近く短いことになります。

着た時に気付かなかったのか?
はい、気がつきませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]

では、掛け衿を長くいたしましょう。ついでに合褄幅も狭いので広げましょう。

下の衿先を切って、元の掛け衿にはぎ合わせました。

IMG_3608.JPG

画面の中ほどに薄い横線が1本入っています。その下の白の線の1本目が接いだ部分です。
自分で見て、どこで接いでいるか分かりませんでした(図々しい言い草ですが)。
素材と柄のおかげですね。
掛け衿の長さは、1尺1寸7分(何故か中途半端)になりました。
村林先生の教えに従い、地衿と掛け衿の縞を通しています。

切り取った衿先には別の麻布を足しました。

IMG_3607.JPG

暗い色の麻があればよかったけど、ま、襦袢は白だから目立つということはないでしょう。

さ、長くなった掛け衿は、着物の雰囲気をどのように変えるのか?
今週末か来週には着る予定です。
楽しみ[揺れるハート]



nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。